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藤岡県議が代表質問 「知事には福祉の心がない」と追及

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 長野県議会で25日、ふじおか義英県議が日本共産党県議団(6人)の代表質問に立ちました。県議団が行った県民アンケートでは87・8%が「暮らし向きが悪くなった」と回答していることを紹介し、阿部守一知事に「国の悪政の推進者となるのか、防波堤の役割を果たすのか、鋭く問われている」と迫りました。
補正予算案では「福祉灯油」に国の交付金を使わなかった問題を批判。「県が実施すべき」と質しました。知事は「市町村が対応している。何度、要請されても、やらないものはやらない」と答弁。
 高すぎる国民健康保険の問題では、国の公的支出を求めるとともに、都道府県化すれば国保税の引き上げ、徴収強化を招くことをあげ、反対するように要求。福祉医療費の窓口無料化では、子育て世帯の3年間の医療費負担と戻ってきた額をパネルで例示し、窓口無料をせまりました。知事は「社会保障制度には受益と負担の均衡が大事。受益、受益、受益では制度設計ができない。国の改革は避けて通れない」と答弁。ふじおか県議は「知事答弁には福祉の心がない」と指摘しました。
 地方創生については、そもそも歴代の自民党政治が疲弊の原因だとし、「地方再生のためには、地域循環型経済への方向転換が必要だ」と迫りました。知事は「国の政策を積極的に受け止める」「JA改革に期待している」と答弁しました。
 リニア中央新幹線の問題では「県民の立場に立って、不安と懸念の払しょくが必要」と質しました。
 知事は、集団的自衛権や原発再稼働、TPP(環太平洋連携協定)への政治姿勢についても、明確な反対の立場を示しませんでした。
 代表質問を終えて、ふじおか県議は「自民党の悪政を長野県に持ち込む推進者と言わざるをえない」と語りました。

(更新日: 2015年02月27日)

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